1996年の事務所入所当時、村上信五はまさに「ジャニーズの王道」を行くルックスの持ち主だった。すっきりとした鼻筋に、どこか憂いを帯びた瞳。当時のアイドル雑誌を開けば、現在の「お笑い担当」としてのポジションが嘘のように、クールな表情でカメラを見つめる若き日の彼がそこにいる。
東京のJr.たちが圧倒的な人気を誇る中、滝沢秀明らと同世代としてしのぎを削った日々。彼は決して最初からバラエティの司会を目指していたわけではない。むしろ、その端正な顔立ちを武器に、王道アイドルとしての道を模索していた時期が確かに存在したのだ。