昔のキャラクターを語る上で外せないのが、個性派たちのドタバタ劇だ。1979年に登場した「タキシードサム」は、イギリス帰りの食いしん坊でおしゃれなペンギンの男の子。実は彼、ネクタイを365本も持っているという驚きの設定がある。徹底した欧米ライフスタイルの投影が、当時の子どもたちに都会的な憧れを抱かせた。
一方、1985年生まれの「ハンギョドン」は、中国生まれの半魚人という前代未聞のコンセプトで生まれた。人を笑わせることが好きなのに実はさびしがり屋。ヒーローになりたいけれど、なぜかいつも空回りしてしまう不器用な性格設定が、時代を超えて人々の共感を呼び寄せる。計算し尽くされたキャラクターデザインと人間臭いストーリーテリングの融合こそが、ロングセラーの神髄だ。