観光需要が爆発的な水準を維持する関西エリアでは、また異なる問題が表面化している。京都駅烏丸口や新大阪駅のロータリーでは、時間帯によって待ち時間が1時間を超える事態が頻発。これに対し、一部の事業者や自治体は時間帯や需要に応じて運賃が変動するダイナミック・プライシング対応の「優先乗車ライン」を試験導入した。
追加料金を支払えば優先的に車両が割り振られるこの仕組みは、時間を節約したい海外旅行者には好評だ。しかし、地元住民からは「金を持った観光客ばかりが優遇される」との反発も強く、地域社会との協調をいかに保つかが大きな議論を呼んでいる。