Q1:参議院で法案が否決されても、衆議院が再可決してしまえば参議院の意味はないのでは?
A1:制度上は衆議院の「3分の2以上の再可決」で法案を成立させることが可能ですが、このハードルは極めて高く設定されています。与党が衆議院の3分の2を占める局面は歴史的にも稀であり、参議院での否決は実質的な法案廃案や大幅な妥協修正につながるため、参議院は極めて強力な拒否権を持っています。
Q2:内閣総理大臣は必ず衆議院議員から選ばれなければならないのですか?
A2:憲法第67条の規定では「国会議員の中から指名する」と定められているため、法的には参議院議員から総理大臣が選ばれることも可能です。ただし、内閣不信任決議権が衆議院にのみ存在することや、予算先議権などの優越があるため、現実の政治運用においては衆議院議員から首班が選ばれるのが通例となっています。
Q3:参議院には解散がないのに、なぜ3年ごとに選挙があるのですか?
A3:参議院議員の任期は6年ですが、全員が一度に入れ替わると議会の経験や継続性が断絶してしまいます。そのため、定数の半分(半数)ずつを3年ごとに交互に改選する仕組みが採用されています。これにより、常に半分は経験豊富な議員が残り、安定した議会運営を継続できます。