箸墓古墳は誰の墓?卑弥呼説の真偽と最新年代測定が明かした真相

箸墓古墳は誰の墓?卑弥呼説の真偽と最新年代測定が明かした真相

箸墓古墳は誰の墓?卑弥呼説の真偽と最新年代測定が明かした真相についての疑問解決ガイドをお届けします。

箸墓古墳をめぐる議論に決定的な転換点をもたらしたのが、自然科学の手法を取り入れた最新の年代測定です。箸墓古墳の築造年代の経緯をめぐっては、かつて土器の型式学(庄内式土器から布留式土器への変遷)から「4世紀初頭の築造であり、3世紀半ばの卑弥呼とは時代が合わない」とする見方が主流でした。

この定説を揺るがしたのが、国立歴史民俗博物館(歴博)などの研究グループが実施した炭素14年代測定です。出土した土器に付着した炭化物や、周辺の周濠から検出された木製品の放射性炭素濃度を高精度で分析した結果、箸墓古墳の築造年代は「西暦240年〜260年前後(3世紀中葉)」という極めて具体的な数値が算出されました。

卑弥呼が没したのは西暦248年頃とされているため、科学的な年代測定の結果は卑弥呼の没年と完全にピタリと符合することになります。従来の考古学が拠って立っていた土器編年が数十年古く見直されることとなり、歴史学会に激震が走りました。

伊藤 翔太
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伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。