「あの乗っている人たちはプロのエキストラなのか? それとも社員なのか?」——長年、視聴者の間で囁かれてきた最大の謎がこれだ。結論から言えば、彼らは単なるタレントでもスタントマンでもない。全国から集まった優秀な販売代理店の社長や担当者たちである。
同社では毎年、優秀な実績を収めたパートナー企業を招待する代理店表彰式を開催している。その最高峰の栄誉として、撮影現場への招待と屋根の上に乗る権利が与えられるのだ。画面中央に鎮座するのは歴代の経営トップだ。かつては創業家出身の稲葉明二氏が中央で陣頭指揮を執り、力強い笑顔でブランドの信頼を体現した。現在ではその意志を継いだ稲葉裕次朗社長が中心に立ち、全国のトップディーラーとともに声を張り上げている。
実際の撮影現場は、想像以上に緊張感に満ちている。安全帯の装着はもちろん、一人あたりの体重計算や配置バランス、絶妙な掛け声のタイミングまで綿密に計算される。CGによる誤魔化しを一切排除し、リアルな人間が乗るからこそ生まれる緊張感と熱量が、画面越しに視聴者へ伝わるのだ。