広大な敷地を歩き回った後に待っているのは、地元食材をふんだんに使ったグルメの数々だ。特に西日本の有名スポットでは、完熟いちごの収穫体験や、自家製小麦を使った窯焼きパンのショップに長い列ができる。目だけでなく、舌と胃袋もしっかりと掴む戦略だ。
「花だけが目的なら一度来れば満足してしまうが、季節ごとに変わるスイーツや体験があるから年に何度も通ってしまう」。そう笑うのは、福岡市から車を走らせてきた30代の家族連れだ。農園側もリピーター獲得に力を入れており、収穫祭やナイトガーデンといった限定イベントを矢継ぎ早に企画している。