ガラス越しではない。ダイレクトに肌で感じる風と、360度遮るもののない大パノラマ。これこそが、空中庭園展望台が持つ最大の強みだ。
多くの超高層ビルが密閉された室内展望フロアを採用するなか、屋上を屋根のないリング状の回廊にした決断は、今となっては神がかっていたとさえ言える。昼間は遥か六甲山系から大阪湾へ抜ける青い広がりを捉え、夜にはビル群の明かりが天の川のように足元を流れる。足元に散りばめられた蓄光石が星空のように光るルミ・スカイ・ウォークも、2026年仕様へとライティング演出がアップデートされ、ロマンチックな写真を楽しみたい若者やカップルの聖地であり続けている。