ベンチ裏で繰り広げられる監督同士の駆け引きも、この対戦を深く味わうための重要な要素だ。パドレスを率いるマイク・シルト監督は、選手の自主性を重んじながらも、勝負どころでの代打策や守備シフトの変更において大胆な決断を下すことで知られる。
対するブルワーズのパット・マーフィー監督は、細かいデータを駆使した「スモールベースボール」と機動力を活かした戦術が得意だ。カウントに応じたラン&エンドランや、相手投手の癖を突いた盗塁指令など、相手の隙を見逃さない采配でジワジワとプレッシャーをかけてくる。一球ごとに目まぐるしく変化する両指揮官の戦術眼は、野球通をも唸らせるクオリティだ。