バックネット裏には連日、MLB複数球団のアジア統括スカウトやクロスチェッカーが姿を見せている。ニューヨーク、ロサンゼルス、サンディエゴといったハイレバレッジ(緊迫した場面)のクローザーを求める球団のスカウト陣だ。
彼らが口を揃えるのは、「即座にMLBの9回を任せられるタフネスと精度を持っている」という点だ。メジャーのリリーフ陣でも、160km/h超の直球と高速スプリットの組み合わせを持つ投手は一握りしか存在しない。また、NPB特有の「細かい配球」や「走者を背負った場面でのクイックモーション」を完全にマスターしている点も高評価につながっている。
キューバ出身選手特有の移籍条項や政治的スキームのクリアが課題として残るものの、メジャー球団が彼を「喉から手が出るほど欲しい人材」と位置付けているのは紛れもない事実だ。