朝ドラの真価は、主演を支える周辺の配役によって決まると言っても過言ではない。父親、母親、幼馴染、下宿先の主、あるいは偏屈な恩師。これらの脇役キャストに誰を配置するかによって、ドラマ全体の質感と説得力が劇的に変化する。
小劇場出身のベテラン俳優や、映画界で異彩を放つ実力派が朝ドラの画面に登場した時の存在感は圧巻だ。主役を引き立てながらも、一瞬の表情や台詞のニュアンスで視聴者の記憶に深く爪痕を残す。彼らが織りなす群像劇としての深みが、朝の15分間をただの日常から極上のドラマへと昇華させている。主役以上に脇役のSNSトレンド入りが相次ぐ現状は、視聴者の目が肥えている証左でもある。