プロのイラストレーターたちが口を揃えて語るのは、「かっこいいイラストの決定打はライティング(光源処理)にある」という事実だ。キャラクターの造形そのもの以上に、どこから光を当て、どこに深い影を落とすかが、作品のドラマ性を決定づける。
例えば、逆光を巧みに利用した構図。夕日や爆炎を背景に背負うことで、ポケモンのシルエットが黒く浮かび上がり、その隙間から眼光や技のエフェクトだけが鮮烈に輝く。この「視線誘導」の技術が、見る者の感情を激しく揺さぶるのだ。また、炎タイプポケモンの炎そのものを主光源としたセルフライティング表現や、雷タイプが放つ瞬間的な閃光の表現など、光の物理的な振る舞いを計算し尽くした描写が、作品に類まれな生命感を与えている。