農業王国・茨城にとって、この時期の強烈な台風到来は痛恨の極みだ。
現在、県内では主力銘柄米「コシヒカリ」の稲刈りが大詰めを迎え、特産である「恵水」などの梨やぶどうの収穫がまさに最盛期。かすみがうら市で梨農園を営む男性は、「実がパンパンに実った一番大事な時期。暴風で枝が折れたり実が落ちたりしたら、これまでの苦労が吹き飛んでしまう」と落胆の表情を隠さない。
農家らはハウスの固定や水路のゴミ撤去など、暴風雨への土壇場の対策に追われている。塩害や潮風被害による作物の病気発生も危惧されており、地域経済への深刻な打撃が懸念される。