検索エンジンで調査すると「いたたわしい 漢字」というキーワードが散見されますが、存在しない誤用表現であるため、対応する正しい漢字表記はありません。無理に「痛わしい」や「労ましい」と表記するのは完全な二重誤用となります。
また一部で「東北地方や関西地方の方言ではないか?」という説が囁かれることがありますが、方言学のデータベースや主要な方言辞典を照合しても「いたたわしい」を固有の方言として扱う確たる記録はありません。東北弁の「いたましい(方言では『もったいない』の意味を持つ地域もある)」など、各地に存在する類似語との連想から生まれた俗説に過ぎません。
SNSや掲示板などのネット空間において、凄惨なニュースに対するユーザーの書き込みを通じて一気に拡散した経緯があり、タイピング時の変換予測や口語の感覚がそのままテキスト化されたことが認知拡大の大きな要因です。