なぜ海外メディアや人権団体は、ブラックフェイスに対してこれほどまでに強い拒絶反応を示すのか。その根底には、19世紀のアメリカで流行した「ミンストレル・ショー」に代表される悲惨な差別の歴史が存在する。
当時、白人役者が顔を黒く塗り、黒人を愚かで滑稽な存在として描いた演劇が人気を博した。これは黒人に対する有害なステレオタイプを固定化し、構造的な人種差別を正当化するための道具として使われた歴史的過ちだ。したがって、西洋圏においてブラックフェイスは明確な差別表現と同義とみなされる。「知らなかった」「差別するつもりはなかった」という主張は、国際社会では通用しない。