被害が集中しやすい場所には明確な共通点が存在します。代表的なのが、新宿駅や池袋駅、渋谷駅といった巨大ターミナル駅の乗り換え通路や改札付近です。これらの駅は1日の乗降客数が極めて多く、人の流れが複雑に交差するため、周囲の歩行者が個々の接触に注意を払いにくい環境が形成されています。
寄せられる新宿・池袋周辺での被害目撃情報を分析すると、以下のようなシチュエーションで犯行が多発していることが分かります。
・階段やエスカレーターの乗り口付近など、歩行速度が自然と落ちるボトルネックエリア
・改札を出てすぐの視界が開けた場所で、進行方向を見定めて正面から向かってくるパターン
・地下通路の柱の陰など、死角から急に進路を変えてぶつかってくるケース
加害者は人混みの混乱を巧みに利用し、ぶつかった直後に人波へ紛れ込んで逃走を図ります。周囲に目撃者が多数いても、一瞬の出来事であるため周囲が「ぶつかっただけ」と誤認しやすく、犯人にとって逃げやすい環境が被害の頻発を招いています。