1988年の結婚当時、二人は誰もが羨むおしどり夫婦として世間の熱い視線を集めていた。当時、若手女優として頭角を現していた松原千明は、名門のプロダクションである東宝芸能に所属し、上品で知的な魅力と確かな演技力で高い評価を得ていた。一方の石田純一も、甘いルックスと洗練された都会的なセンスで、一躍トップスターへの階段を駆け上っていた。
しかし、完璧に見えた二人の生活の裏側には、常にメディアの過剰な取材攻勢と、芸能人ゆえの複雑な人間関係が影を落としていた。後に世間を揺るがす大きな転機が訪れた際も、二人の選択にはそれぞれの美学と深い葛藤が存在していたという。単なるスキャンダルとして片付けられがちな愛憎劇だが、その根底には互いに対する敬意と、家族という枠組みを守ろうとした切実な想いがあった。