大和くんが無事保護された直後、搬送先の函館市立病院前で父親が行った謝罪会見は、全国のメディアで生中継されました。父親は深々と頭を下げ、涙を浮かべながら次のように語りました。
「私の行き過ぎた行動により、息子に大変つらい思いをさせてしまいました。学校関係者や捜索に関わってくださった警察・自衛隊、すべての皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」
当初「山菜採り」と虚偽の説明をした理由について、父親は「世間体や、しつけと称して置き去りにしたことへの罪悪感・パニックから咄嗟に嘘をついてしまった」と説明しました。この虚偽報告によって初動捜索の焦点が一時的に狂ったこともあり、当時の報道や世論からは厳しい叱責の声が浴びせられました。
函館中央警察署は保護責任者遺棄容疑での立件も視野に捜査を進めましたが、最終的には悪意による遺棄ではなく偶発的な過失の側面が強いと判断され、書類送検は見送られました。その後、児童相談所による継続的な家庭支援とカウンセリングが行われ、家族関係の見直しが進められることとなりました。