ガリ子ちゃんの知名度を爆発的に高めたのは、一度聴いたら耳から離れないテレビCMの存在が大きい。兄のガリガリ君と仲良く並んで画面狭しと踊り回るアニメーションと、軽快なオリジナルソングは、子どもたちを中心に大ブームを巻き起こした。放映が始まるやいなや話題沸騰となり、各店舗で売り切れが相次ぐ騒ぎとなったのである。
この一連のプロモーションは、日本の食品・飲料業界におけるキャラクターマーケティングの成功事例として今なお語り草だ。単に既存の企業マスコットを流用するのではなく、商品の食感の違い(ガリガリ対やわらか)をキャラクターの性別や性格の対比に直結させた。直感的に商品の特徴を伝えるこのブランディングは、見事な職人技と言える。