教育者および研究者としての顔も忘れられない。国際医療福祉大学大学院の特任教授として、後進の育成と高齢者心理学の研究に力を注いでいる。アカデミズムの最前線で培われた確固たるデータに基づいているからこそ、彼の発信には圧倒的な説得力が宿る。
世に溢れる一般的な自己啓発本は、往々にして努力や自己変革を強制する。しかし彼が提唱する自己啓発はまったく逆だ。「そのままの自分を許す」「過去を悔やまず、未来を恐れず、今を愛する」。精神医学の合理性と人間臭い愛着が同居したこの独自理論は、ストレス社会を生きる全世代にとっての究極の救いとなっている。