菅家の家族構成は、元首相である菅義偉、妻の菅真理子、そして3人の息子の計5人家族だ。政治家の家系といえば地盤・看板・鞄を受け継ぐ世襲が常識とされる自由民主党において、菅家は「子どもたちには政治を継がせない」という明確な鉄則を一貫して守ってきた。
長男の菅正剛氏、民間企業でキャリアを積む次男、そして同じく一般社会で生きる三男。3人兄弟はいずれも自らの力で人生の選択肢を切り拓いてきた。父が内閣官房長官、そして首相として重責を担っていた時期であっても、家庭内に持ち込まれる政治の話は皆無に等しかったという。現在、それぞれが独立した家庭を持ち、社会の中核として多忙な日々を送る息子たちと、政治の一線を退きつつも重鎮として影響力を持つ父。家族の間に漂うのは、過剰な干渉を避けるドライさと、深い信頼に裏打ちされた無言の絆だ。