1から43までの数字から6つを選ぶ。理論上の1等当選確率は約610万分の1だ。この気の遠くなるような確率に対して、購入者のアプローチは大きく二分される。
一つは過去数千回の出目を解析する「データ分析派」だ。「直近10回で出現率が高い数字は外す」「偶数と奇数の比率は3:3が黄金比」といった独自のアルゴリズムを掲げる。一方で、「家族の誕生日や記念日、ふと目に入った車のナンバー」に賭ける「直感派」も根強い。実際の当選者に取材すると、どちらのパターンからも億万長者が生まれているのが面白い。確率の神様は、計算の精緻さにも、気まぐれな直感にも等しく微笑む。