過去の騒動から年月が経った現在でも、ネット上には当時のまとめサイトや批判的な書き込みがアーカイブとして残り続けている。いわゆる「デジタルタトゥー」の問題だ。一度貼られた「炎上作家」というレッテルは、どれほど優れた新作を発表しようとも、検索エンジンやSNSのアルゴリズムによって半永久的に呼び起こされる。
しかし、現代のクリエイターにとって、SNSを完全に遮断して活動することは死活問題だ。宣伝、ファンとの交流、ポートフォリオの提示など、ネット発信は不可欠である。その中で、過去の炎上リスクを抱えながらどのように自らのブランドをコントロールしていくかという課題は、種村有菜という個人の問題に留まらず、すべての現代クリエイターが直面する生存戦略の難しさを示している。