芸能界屈指の稼ぎ頭である明石家さんまですが、個人会社である有限会社オフィス事務所を立ち上げた最大の契機は、1980年代後半から1990年代初頭にかけてのバブル崩壊時に背負った約8億円とも言われる莫大な借金にありました。
当時、土地投資の失敗や知人の保証人問題などが重なり、巨額の負債を抱えることになったさんまに対し、税務や法務の専門家から「個人事業主のままでは所得税率が高すぎて借金の元金が減らない」という現実的なアドバイスがなされました。法人を設立して役員報酬という形でコントロールし、経費計上や節税を効率的に進めるために作られたのが、この個人事務所です。
「寝ずに働いて借金を返した」と本人がテレビで回顧するように、殺人的なスケジュールで番組出演やCMをこなし、わずか数年で完済できた背景には、このオフィス事務所を通じた徹底的な資産管理スキームの存在がありました。