長年、短編ギャグの王道とされてきた4コマ漫画は「起・承・転・結」の4段階で物語を構成する。読者はストーリーの導入から展開、裏切り、そしてオチへと順を追って感情を変化させていく。これに対して3コマ構成が採るのは「起・転・結」または「フック・溜め・オチ」の3ステップだ。間延びしがちな『承』の工程をあえて排除することで、展開のスピード感は爆発的に跳ね上がる。
特にX (旧Twitter)や各種SNSにおいては、画像をタップせずに一覧画面のまま一目で内容を把握できるかどうかがバズの成否を分ける。X (旧Twitter)の画像表示仕様やスマートフォンの縦長画面に対し、3コマの比率は驚くほどフィットするのだ。くすっと笑わせる日常系のギャグ漫画から、共感を呼ぶエッセイ漫画まで、ジャンルを問わずこの3コマフォーマットへの移行が進んでいる。