2026年現在、ノートPCの充電端子はほぼUSB Type-Cに集約された。過去に主流だった円筒型のDCジャックは、一部のゲーミングノートや業務用端末を除いて姿を消しつつある。この背景にあるのが、USB PD(Power Delivery)規格の急速な進化だ。USB PD 3.1では最大240W(48V/5A)までの給電に対応し、これまで専用ACアダプタが必須だったハイスペックノートPCでさえ、Type-C充電器一本でまかなえる時代に入った。
ただし、ここに落とし穴がある。USB PDは「規格」であって「品質保証」ではないという事実だ。USB Type-Cケーブルの中には、データ転送はできても電力供給が低いもの、あるいは過電流保護チップを内蔵していない粗悪品が流通している。実際に、非正規のUSB PD充電器を使用した際にノートPCの充電回路が破損するケースが報告されており、家電量販店のサポート窓口でも「互換品はあくまで自己責任」という案内が常態化している。
2026年の最新充電器規格としては、USB PD 3.1に加えて、PPS(Programmable Power Supply)の対応が実用上重要だ。PPSに対応している充電器は、接続機器の要求に応じて0.02V単位で電圧と電流を微調整できるため、発熱を抑えながら高速充電できる。特にGalaxyやPixelシリーズなどAndroidスマートフォンとの併用を考えるなら、PPS対応は外せないポイントになる。