本作で大命題となるのが、誰がこの極小の世界を体現するのかという点だ。主役のポーリーを演じるのは、ドラマ『エミリー、パリへ行く』で世界的なアイコンとなったリリー・コリンズ。彼女自身もプロデューサーとして名を連ね、深い愛着を持って役作りに挑んでいる。小柄な少女と巨大な現実世界の対比を、彼女がどう愛らしく、かつたくましく演じ切るのか注目が集まる。
メガホンを取るのは、ドラマ『GIRLS/ガールズ』で辛辣かつリアルな女性像を描き出し、高い評価を得たレナ・ダナム監督だ。一見するとポップでキュートなファンタジー・コメディでありながら、ダナム監督ならではのウィットに富んだ対話と少女期の複雑な心情描写が落とし込まれるという。可愛らしい玩具の枠組みを大胆に踏み越える、エッジの効いたストーリー展開が期待される。