クレドランが使用するレザーは、オイルをたっぷりと含んだオイルドレザーや、植物タンニンで鞣されたヌメ革が中心だ。使い始めは素朴で少し硬さの残る質感だが、使用を重ねるごとに変化が表れる。
手の脂や体温、日光に触れることで、色の深みが増していく。摩擦によって表面には独特の光沢が生まれ、自分だけの表情に育っていく。これが革製品の醍醐味であるエイジング(経年変化)だ。
傷やシワすらも愛おしくなる。うっかりついた擦り傷も、オイルを塗り込んで揉み込むことで馴染み、味わいへと変わる。数年後の姿を楽しみにしながら使える点こそ、ものづくりの本質といえる。