二人の原点といえば、フジテレビ系列で放送された大ヒット作『マルモのおきて』であることは論を俟たない。双子の薫と友樹が、亡き父親の親友である「マルモ」こと高木護と血縁を超えた絆を紡いでいく物語は、日曜夜のお茶の間を釘付けにした。
座長として二人を温かく、時に厳しく導いた阿部サダヲの存在は、幼い彼らにとって役者としての羅針盤となった。現場を緊張させず、子ども扱いもせず、一人の対等な共演者として接した阿部の姿勢が、二人のプロ意識を芽生えさせた。ユニット名義でリリースした主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」は社会現象と化し、大人から子どもまで誰もが歌い踊る国民的ソングとなった。
あの作品が示したのは、単なるブームではない。王道のホームドラマでありながら、現代の家族像に鋭く切り込んだヒューマンドラマとしての完成度の高さだ。時代を超えて愛される名作として、いまなお日本のテレビドラマ史に刻まれている。