小松彩夏のキャリアを語る上で欠かせないのが、2003年から2004年にかけて放送された実写版『美少女戦士セーラームーン』(CBC/TBS系)の存在です。セーラーヴィーナス/愛野美奈子役を演じた彼女は、今なおファンの間で「伝説のキャスト」として語り継がれています。
特筆すべきは、共演したキャスト陣との関係性です。主役の沢井美優(月野うさぎ役)、泉里香(水野亜美役)、北川景子(火野レイ役)、安座間美優(木野まこと役)の5人は、放送終了から20年以上の歳月が流れた現在も定期的に集まる「戦士の会」を開催しています。
芸能界において、若手時代の共演者がこれほど長期間にわたりプライベートで緊密な交流を保ち続ける例は極めて異例です。小松の公式インスタグラムには、メンバーの誕生日や結婚、出産といった人生の転機ごとに5人が集う写真が投稿され、そのたびにSNS上で大きな反響を呼んでいます。
トップ女優として走り続ける北川景子をはじめ、各メンバーがそれぞれの道で自立したポジションを確立しているからこそ、利害関係を超えた本物の友情が育まれています。互いの活躍を嫉妬することなく純粋に応援し合える関係性は、現代女性のシスターフッド(女性同士の連帯)の理想形として心理学的・社会学的にも高く評価されています。