顔色が蒼白になる最大の原因の一つが貧血である。特に成人女性や過度なダイエットを行っている層に多く見られるのが鉄欠乏性貧血だ。血液中のヘモグロビンが不足すると、酸素を全身へ運ぶ能力が著しく低下し、体は重要な臓器への血流を優先するため、末端である顔面の毛細血管が収縮する。
厚生労働省の国民健康・栄養調査に関する分析でも、日本人女性の多くが潜在的な鉄不足に陥っていると指摘されている。階段を上がるとき息切れがする、爪が割れやすい、立ちくらみが頻繁に起きるといった症状を伴う場合、単なる寝不足と片付けるのは極めて危険だ。早めの血液検査と適切な栄養アプローチが必要となる。