「車の窓ガラスが閉まっているから日焼け止めは不要」と考えるのは非常に危険です。実は、トラックや一般的な自動車において、フロントガラスとサイドガラスでは紫外線カット性能が根本的に異なります。
フロントガラスには、安全基準として2枚のガラスの間に特殊中間膜を挟み込んだ「合わせガラス」の採用が義務付けられており、これによって紫外線カット率は99%以上に達しています。そのため、正面からの紫外線はほぼシャットアウトされています。
一方で、運転席や助手席のサイドガラスには、衝撃に強い「強化ガラス」が使われているケースが主流です。近年の高年式車両ではUVカットガラスの採用が進んでいるものの、一般的な強化ガラス単体のUV-Aカット率はわずか60〜70%程度に留まります。つまり、約30%以上の有害なUV-Aがガラスを透過してドライバーの右腕や右頬を照射し続けているのが実情です。
特に大型トラックはサイドウインドウの面積が広く、路面からの照り返しも高いため、乗用車以上に強力な紫外線被曝を受ける環境にあります。「窓を閉めている=安全」という認識を改め、サイドからの侵入光を物理的に遮断する対策が不可欠です。