日本人の間でグラハムクラッカーへの憧れが再燃する背景には、海外の映像コンテンツやポップカルチャーの影響が極めて大きい。その代表例が、少年たちの甘酸っぱい夏を描いた名作映画『サンドロット/僕らがいた夏』だ。
劇中で少年ハムが主人公に「スモア」の作り方を熱弁する有名なシーンがある。「まずグラハムを取るだろ?そこにマシュマロとチョコレートを挟むんだ!」――このあまりにも魅惑的なセリフと映像に、胸を躍らせた映画ファンは少なくないはずだ。
さらに近年では、Netflixの料理番組や野外アクティビティ番組、あるいはSNSのショート動画を通じて、焚き火で炙ったマシュマロを挟む本格的なスモアの映像が拡散。画面越しに伝わるトロトロの感触と香ばしい焼き色が、日本の視聴者の食欲と購買意欲を直撃している。