広大な緑地と整備された庭園を目の当たりにした来園者の多くが、まず浜名湖ガーデンパーク入場料と浜名湖ガーデンパーク駐車場の「0円設定」に驚きの声を上げます。テーマパークであれば大人1人あたり2,000円から3,000円前後の入場料が設定されても不思議ではない規模感です。
この驚異的なコストパフォーマンスの理由は、本施設が2004年に開催された国際園芸博覧会「浜名湖花博(パシフィックフローラ2004)」のメイン会場跡地である点にあります。博覧会閉幕後、静岡県は「県民の憩いと観光振興のシンボル」として整備を進め、2005年に静岡県内7番目の県営都市公園として一般開放しました。
つまり、莫大な初期造成費用は博覧会事業の一環として投じられており、現在の管理運営費は県の都市公園維持予算や民間指定管理者の効率的な運営、園内の有料施設(展望塔や遊覧船など)および売店収益で賄われています。「県民への福祉還元と持続的な観光誘客」という公共インフラとしての使命を帯びているからこそ、一般利用者の金銭的負担を極限まで抑えた開放が継続されているのです。